まずは自分を知ることです。
住宅改修工事をするにあたり何故工事をしなければならないのか?どのようにすれば改善できると思うか?どうすればなるべく介護者の負担を軽減できるか?をよく考えてみましょう。住宅アドバイザーに全てを任せるのではなく、自分でもどのようになればよいかも考えてみましょう。考えた上でケアマネージャー、改修アドバイザーと話しあい、より良い改修工事になるようにしましょう。

必要性を考えましょう。
「ここにこんな物があったら便利」ではなく「ここにはその物が必要」なのかどうかを考えましょう。

生活する上で支障をきたす段差のみを改修するように心がけましょう。
何故か?それは段差があることによって容易に立ち上がる事が出来る場所があるからです。
その場所をバリアフリーにした事によって不備がでるケースも少なくはありません。

出入り付近に注意!
人間の出入り場所。例えばドア、サッシがある場所です。ここに突起物等の手摺をつけてしまうと介護用品(ベット等)が入らなくなってしまうケースがあります。今後の事を考えて取り付けを行なってください。

予算について考える
住宅改修工事の給付金は要介護者1人にとってはとても十分な金額とは言えません。あそこもここもと改修工事箇所を増やせば当然給付金内に収まる訳がありません。
逆にあそこもここもと工事をしたい理由も皆さんにはあるようです。何故なら改修工事給付金は1人一生に一回までと決められているからです。どうせやるなら実費を出しても一回でやってしまおう。と思われる方も多いのです。
改修工事をするにあたっては給付金+実費になるケースがほとんどです。安易な考えではなく給付金以外にも予算はかかると思っておいたほうが良いでしょう。

見積もりをしてから「こんなにかかるのか?」と改修工事をあきらめてしまっては生活の改善は望めないからです。市町村が給付してくれるから工事をするのではなく、これから生活していく上での必要性を重視してください。